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「研究会発表論文」の記事一覧

漢方処方にて腰痛などの関節の痛みが改善する理由

腰痛などの関節痛が起こる原因は多々ある。現在西洋医学的治療としては内服で痛み止め、外科的療法として牽引、温熱・赤外線療法、ヒアルロン酸注入、水を抜く、手術などがあり、温熱・赤外線療法以外は対処療法的治療である。骨の構成成分を含まない漢方処方がどのように骨・関節に働きかけるのかを漢方理論と痛みの原因から検証し、ここに報告する。

糸練功の開発と発展

縁あり現代薬理学の世界から漢方に触れ、東洋医学の不思議さと魅力に溺れ26年が過ぎた。糸練功に出会い新しい治療法を開発できる能力を身に付けたとき、長いジレンマのトンネルから抜け出せるかもしれないという希望が自分の中に生まれた。

難治性耳鳴りの治療

耳鳴りには、様々な原因があります。しかし現実には原因不明の場合が多く、治療も困難な場合が多いです。西洋医学的にも明確な治療法はなく、東洋医学でも確率された治療法はありません。漢方でも上手く治療が進む場合もあり、また様々な漢方治療に抵抗し改善が見られない場合もあります。

癲癇(てんかん)に対する漢方薬の効果

西洋医学的な治療としては、抗癲癇薬による発作の予防・抑制が中心となり、作用機序は、神経細胞の興奮の抑制・興奮性神経伝達系の神経細胞(グルタミン酸ニューロン)の抑制・抑制性神経伝達系の神経細胞(GABAニューロン)の興奮、のいずれかになります。

逆流性食道炎に関して

逆流性食道炎とは胃から分泌される胃酸が、食道に逆流することで、食道の粘膜を刺激し傷つけることで起こる炎症を言います。逆流性食道炎は、食べ物や胃酸が逆流しないように閉まっているはずの噴門が何らかの原因で開くことにより、胃の内容物が食道に逆流して胸焼けなどの症状を起こす。

生体内環境への取り組みによる漢方治療の最適化

後縦靭帯骨化症の漢方治療において、出現するいくつかの証が茯苓飲加陳皮半夏によって改善していく例は、既に漢方太陽堂木下順一朗により報告されている。(広州中医薬院にて発表)茯苓飲加陳皮半夏証は、骨化症に共通して窮仙穴の反応で確認出来る。窮仙穴の反応は、体質となっている生体内環境を捉える事が出来る。

無月経からの自然妊娠

無月経は、原発性無月経と続発性無月経に分けられる。続発性無月経は、過度のストレスや急激なダイエット、ピルの長期服用、ホルモン療法による卵巣への影響など原因は様々である。今回、多嚢胞性卵巣症候群が原因の続発性無月経の例と、更に漢方治療にて続発性無月経から自然妊娠に至った例を経験したので報告する。

円形脱毛症

円形脱毛症は、誰にでも起こりうる症状である。一般的に10円玉位の脱毛と思われているが睫毛や体毛に及ぶ場合もある。同病には、単発性・多発性・全頭・悪性脱・全身性などの種類がある。

各病位別・気剤の働き

漢方薬を含む、東洋医学では、人体の生理活動の基本物質は「気・血・水」からなっている。その他、生殖・成長発育の基本となる「精(精気)」があり、「血」「水」「精」を「陰液」と統称する。また、「気」のことを「陽気」ともいい、「陰液」と「陽気」を包括して「正気」という。

糖尿病に関して

糖尿病とは血液中の糖濃度が高い状態が長く続く病気です。何故、糖の濃度が高くなるのでしょうか?食事で摂取する糖質は唾液や膵液、腸液によってブドウ糖となり、腸から吸収されて血液中に入ります。そして肝臓で蓄えられます。エネルギー源の一部がブドウ糖として血液の中に流れます。これらを血糖といいます。